経営者目線を持てと言われて疑問を持ったことはありますか?
2018/06/27
[2018/6/27 メルマガ配信記事:担当 森川圭]
出典:写真AC
こんにちは。びりかん組織コンサルタントの森川です。
今回は社員の方向けにメルマガを書きたいと思います。
あなたは社長や上司から「経営者目線を持て」と言われて、「経営者目線って何?それって自分に必要?」と疑問を持ったことはないでしょうか。私自身、20代の頃に会社で同じようなことを言われて、ピンとこなかった覚えがあります。
しかしこの「経営者目線を持つこと」は会社のためだけではなく、あなた自身の将来に直接関わってくるものでもあります。
社長や上司のいう「経営者目線」とは何か、また、経営者目線を持つことにどんなメリットがあるかをご紹介します。
そもそも「経営者目線」とは何か?
経営者目線といっても、意味が分かるようで分かりませんね。
これは何も「経営者並みのスキルや視野の広さを身に着けろ」、という意味ではありません。まして会社のことを第一に考えて、身を粉にして働いてほしいということでもありません。
要は「仕事にコミットして欲しい」ということ。
ただ言われた仕事だけやるのではなく、「自ら考えて、適切に行動できる人材」であってほしいのです。
経営者目線という言葉の背景には、「会社の将来を担う幹部や主力メンバーとして育ってほしい」という期待を込めてそう言っているのです。
出世したくなければ経営者目線は不要なのか?
「別に出世なんかしたくないし、給料分だけ働けばそれで十分、必要以上に仕事にコミットする必要なんて無い」と思うかもしれません。
しかしそもそも社員の方が「サラリーマン」という職業を選んだのは、起業やフリーターよりも「経済的に安定している」と考えたからではないでしょうか。
サラリーマンが経済的に安定ためには、将来にわたって雇用が継続する必要があります。つまり「会社に必要とされる人材であり続けること」が不可欠です。
そのためには、
- ・会社の将来を担う主要メンバーや管理職としてのスキルを身につけるか
- ・会社または世間的に需要があるスキルを維持し続けられるか
のいずれかが必要です。
前者の場合は当然、経営者目線が不可欠です。後者の「会社または世間的に需要があるスキルを維持」とは、言い換えれば「自分の将来について経営者目線を持つ」ということです。
結局、経営者目線は誰にとっても必要なのです。
さいごに
上で述べたように、サラリーマンとして経済的に安定し続けるには、やはり「経営者目線」が必要です。
あなた自身の将来を考えてくれるのは、あなた以外にいません。会社は最大限、社員の雇用を守る努力をしてくれますが、だからといってあなたの将来に責任を負ってくれるわけではないのです。
会社のために経営者目線を持つのではなく、自分自身の将来のために「経営者目線」を持ってみませんか?