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部下を育成指導する中でイライラしてしまうなら

      2018/07/25

[2018/7/25 メルマガ配信記事:担当 森川圭]

出典:写真AC

こんにちは。びりかん組織コンサルタントの森川です。

管理職などの部下を育成・指導する立場の方は、「思うように部下が育たずイライラしてしまう」と感じることもあるのではないでしょうか。理由としては、部下の覚えが悪かったり、段取りが悪いときもあれば、単純にうまく話が伝わっていないこともあるでしょう。

理由はさておき、その度にイライラしてしまうとストレスですし、指導される方もストレスを感じて、双方にとってマイナスになります。

今回はそんな部下を育成指導する中でのイライラをどうしたらいいか、お伝えしたいと思います。

 

まずは期待通り成長しない部下もいることを受け入れる

残念ながら期待するほど成長してくれない部下はやっぱり存在します。覚えの良い社員なら細かい指導をしなくても勝手に成長してくれる場合もありますが、皆が皆、そうとは限りません。

そうなると辛抱強く指導する必要がありますが、それはなかなか大変ですね。

特に、自分自身が仕事ができる人ほど相手に対する期待値が自然と高くなりがちです。

思うように成長しない部下により丁寧に接しようと心がけてストレスを抱えるくらいなら、いっそのこと期待値を下げた方がスムーズに進む場合もあります。

 

期待値を下げるとイライラせずに済む

人はどうしても他人が自分と同じような価値基準、常識を持っていて、同じように考え、行動すると思いがちです。

そのため、部下が予想外の行動を取ると、努力不足や注意不足からそうなると解釈してしまって、結果的に、イライラしたり、ガッカリしたり、心配になったりすることがあります。

しかし自分自身がこれまでの環境や経験によってその価値基準や常識を作り上げたように、他人もその人なりの背景によって形成されているものです。

そんなふうに一人一人違いがあるのは当然のことです。

期待しないと指導するのが楽になる

自分がストレスを感じて指導していれば相手にもそれは伝わりますが、それでは指導そのものの効果が下ってしまいます。

最初から期待値を低くしておくとイライラしないで済みますから、指導そのものが楽になるでしょう。

期待値を下げるといっても、甘やかせばいいというわけではありません。指導する中で求めるレベルに達していないときは、その点を指摘するのは構いません。

期待通りに成長しないことと、必要な結果を出すことを切り分けることが大切です。

 

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