リーダーが不在という嘆き
[2018/4/25 メルマガ配信記事:担当 信國大輔]
出典:写真AC
信國です。
今月からさらに追加で数百名いる上場企業の支援が始まってしまい、とうとう自分のリソースが埋まってしまいました。
ですので、一旦COO代行の新規スタートはストップさせていただき、今のいずれかの案件が終了次第スタートということで、「順番待ち」とさせていただきます。ご興味のある経営者様はお早めにご相談ください。
さて今回は、企業などでよくある「この会社はリーダーが不在だ。まとめる人がいない。」という嘆きについてのお話です。
「責任者・リーダーが不在なんです・・・。」
いろんな会社の支援をしていて現場の人たちの口からたまに耳にするのが、「この会社(あるいは部門)、リーダーが不在なんです・・。」という嘆きです。
責任者・取りまとめ役がいないので、自分たちがどういう方向に進んでいいかもわからない、見えない。だれも取りまとめないんでみんなチグハグ。というわけです。
私はこれを言われると真っ先に言いたくなることがあります。
それは、「じゃあ、あなた(あなたたち)がリーダーをやればいいよね。」というセリフです。これは階層を問わず言いたくなります。なぜなら肩書きを超えてリーダーシップを発揮しているケースなんて、それこそ腐るほどありますから。
そもそも自分自身、いきなりCOO代行を任せられるようになったのはここ数年で、それまでは1部門のアドバイザリー程度から入り込み、じょじょに範囲を広げていって、全社を巻き込んでいき、周りから実質上のリーダーとして認められるようになるという流れでやってきました。
もうそのパターンは何度も経験しています。
スタートは一外注でしかない状態からそれができるのに、一般スタッフだから、主任程度だからというのがリーダーをやれない理由には全くならないと私は考えています。
「そんなスキル・経験を持っていない。」というのをリーダーをやらない理由にすることもできません。
そしたらすかさず次のつっこみが待っています(笑)
「いや、だったらスキル磨けばええがな。。(汗)」「やりはじめないと経験もてるわけないよね。。(汗)」という。。
つまり、乱暴に言えばリーダーシップとは、「意志」の問題です。できるかできないかは関係なく、やろうとするかしないかだけが問題です。
「いや、僕はまだ肩書きがないから・・・。」
「入社したばかりだから・・・。」
「経験もスキルもないから・・・。」
「自信がないから・・・。」
そんなことは1つも理由にはなりません。
自分で切り開いていく以外に道はない
というかそもそも、人の指示に金魚のフンのようについていくような人生の何が面白いのでしょう?
別に今勤めてる会社でリーダーをやりたくないならそれでもかまいませんが、(だったらさっさと起業か転職しろよ!と、これまたすかさず思いますが(笑))どちらにしろはっきりしてるのは、自分の人生は、自分でリーダーシップを発揮して自分で切り開いていく以外に道はないということです。
たかだか会社ぐらいでリーダーシップを発揮できない人が自分の人生をどうやって切り開いていけるというのでしょうか?
ようするに自分の人生をつまらなくしてるのは自分でしかないって話かと思います。
リーダーがいない?
結構じゃないですか。喜ばしいことじゃないですか。
おお、こりゃチャンスだ。自分がリーダーになってやれ。
と、なぜ嬉々として飛び込まないのでしょうか?
元々あなたはものすごいエネルギーに溢れていた
実は子供の頃は、みんな好奇心にあふれていて溢れるほどのリーダーシップを持っています。
ところが、
「上の指示に従うものだ。」
「肩書きは上から任命されるものだ。」
「でしゃばってはいけない。」
「黙っていうことを聞けと親にも言われてきたのだから。」
といったアホな親や教師の教えの影響で、そのエネルギーは押さえ込まれ、今、多く生み出されたガス欠のような人たちが会社員をやっています。
だから、あなたが今そんな状況になったのを責めるつもりはありません。
ただ、言いたいことは、もうそこからさっさと抜けだそうよ。元に戻ろうよということです。
人の言うことなんて聞くもんじゃない。自分の人生は自分で決めろよ。
たとえ殺されても、納得いかないならそう言え。
納得できるまで戦え。
不満があるなら自分が最後まで戦え。
自分の人生の輝きを自ら取り戻せ。
本当のリーダーの仕事とは?
自分がエネルギーを取り戻したなら、同じくエネルギーを失っている(と思い込んでる)周りの人たちを再び目覚めさせるのが本当のリーダーの仕事です。
皆を引っ張ることではなく、全員をリーダーに目覚めさせるのが仕事です。
一人でやれることには限界があります。
全員が目覚めれば、それはうねりになり、どんどん周りに伝播し、やがてその会社の文化になります。会社全体が目覚めて進化していきます。
あなた自身が、そのきっかけになりませんか?
誰よりも、あなたのために。
あなたの栄光の人生のために。