そもそもやらないという選択肢はない
2018/04/04
[2018/4/4 メルマガ配信記事:担当 信國大輔]
出典:写真AC
信國です。
今年は桜が咲くの早かったですねー。4月1日に家族で花見を予定してたんですが、当日はすっかり葉桜になってしまいました。(^_^;) この失敗を活かし、来年は2週連続で予約を取っておこうかと思います。まあ、結局花より団子でほとんど桜見ないんですけども。。笑
さて、では今日も本題に入りたいと思います。
本当にうまくいくのか自信がない
先日、とある地方の中小企業でMTGした時のこと。その会社も、私の方で全ての部門のMTGをファシリテートさせてもらい、具体的な問題解決を指導しています。その日はその会社のある部門で部下指導に対しての対策を話し合っていました。
思考力が低い部下に対しての具体的な指導法を部門マネージャにレクチャーしていたのですが、そのマネージャから「正直、この方法でうまくいくのか自信が持てません。」というコメントがありました。
過去に色々試して失敗しているのもあり、つい二の足を踏んでしまう・・ということだそうです。
そのマネージャに対し、2つの話をさせていただきました。
失敗する姿勢、成功する姿勢
まずお話したのは、取り組む姿勢について。「ほんとにうまくいくんでしょうか?」というマネージャに対して私はこう答えました。
「言われた通りにやれば成功するなんて姿勢でやってたら必ず失敗しますからやめたほうがいいですよ。もちろんそうならないように全力で支援しますが、どんな方法であれ、これを成功させるのはあなた自身で、自分が成功させるんだ!という姿勢で臨まなければ、どんなことをしても無駄だと思います。」
つまり自責思考的なスタンスです。
よくある社員のセリフで「社長に言われた通りにやっただけ(だから俺は悪くない)。」というものを聞くことがありますが、本来、誰が言ったものであれ、成功させるのは自分の責任です。そこから逃げるのはプロとしては言語道断です。
このマネージャさんは、むしろ責任感の強さゆえに怖さを感じてる様子でしたから言われた通りにやるというような他責思考の姿勢ではなかったのですが、とはいえ、取り組むなかで、「自分が成功させるんだ!」という強い意志がなければ、そこに創意工夫が生まれず、与えられた方法だけに埋没してしまう可能性があったのでまずこのような話をしました。
そもそもやらないという選択肢はない。
そして2つめ。それは、「そもそもやらないという選択肢はない」ということ。
伝えたセリフに近いメッセージとしてはこのような感じです。
「そもそも自信があろうがなかろうが、やらないなんて選択肢はない。」
「やらないなら何をやるのか?何もしないのか?実作業だけやって何かをした気になってるなら、それは給料泥棒だ。貴方達は企業を進化発展するために雇われたプロフェッショナルなのだから。誇りを忘れ給料泥棒になりたいなら話は別だが。そうじゃないなら悩む必要はない。プロとして生きるならやるしか道はない。」
「別に一人で戦えと言ってるわけじゃない。僕も協力するし、社長や役員だって戦う奴には協力する。最大限うまく使ったらいい。さあ、一緒に戦おう!」
逃げるなどという選択はないんだから、そもそも自信がないと悩むだけ無駄という話ですね。
そもそも人間は変化を怖がりますが、実際には全く変化せずに生きることはできません。あとは、無理やり変化させられるか、自ら望んで変化するかしか選択肢はありません。
逃げ道はないということを敢えて突きつけて、覚悟を決めてもらうのと同時に、みんなで協力して戦うというメッセージで本人を鼓舞するつもりで話しました。結果、同席していた社長や役員も、「困ったら協力するし、君だけのせいにするつもりないから。」と協調的なコメントしてくれて、本人も、「そうですよね、やるしかないですよね。」と、決意に満ちた顔つきになったように思います。
もちろん、まだまだこの会社の壮大な問題解決ははじまったばかりですが、これまで長年抱えてきた大きな課題に一石を投じ始めているのを感じます。
このように、経営者から現場マネージャまで全ての階層と全部門を鼓舞して扇動し、本当の自分の役割を思い出させて、一致団結して戦いに集中させるこれがプロのCOO、右腕の仕事かなと思っています。右腕を目指す人はぜひご参考まで。またメールします。
追伸
イメージは漫画「キングダム」の将軍です(笑)
全軍の士気を極限まで高める大将軍。会社内にたくさん将軍を作っていきましょう。