COO代行信國大輔のCOO代行実践録

支援実績100社以上、上場成功実績3社、ベンチャー・中小企業専門のCOO代行が、事業推進や組織体制構築、新規事業企画、プロジェクトマネジメント、新規採用のコツ、社員のモチベーションアップ、マネージャ育成・チームビルディングなどあらゆる経営課題の実践的な企業経営ノウハウを解説。

「 人材育成 」 一覧

人が辞めるのは本当にネガティブな出来事なのか?

組織を運営しているとどうしても「人が辞める」ということが起こり得ますね。「人が辞める」というとどうしてもネガティブな出来事として捉えがちです。そこで今回は「人が辞める際に起きるネガティブな影響とその対処」「新たに人を補充する際、どんな人を採用すべきか?その判断基準」についてお伝えできればと思います。

採用強化のコツ①:ビジョン方採用で未来を作る(前編)

採用でよく聞く悩みのひとつは、「求人広告の原稿の書き方」。多くの参加者の方が、「求人を出しても電話が鳴らない」というお悩みを抱えていらっしゃいます。しかし、「ご自身が求職者だとしたら、企業の求人広告とネットの口コミ、どちらを信用しますか?」この質問に、「求人広告の原稿の書き方」でお悩みだとおっしゃった方々も含め、満場一致で、「企業の求人広告よりネットの口コミを信用する」とお答えになりました。ここに、採用にかける労力と結果が見合わない、ひとつの落とし穴があります。

部下の不平不満にどこまで付き合うべきか?

部下を育成する中で、部下の言葉に耳を傾ける、いわゆる「傾聴」が大切であるということはよく聞くところでしょう。私自身、傾聴は大切だと思っていますが、時にそれが育成する側にとって負担となることがあります。傾聴は大切な要素ではありますが、話を聞くというのは時間も手間もかかるものですから、自分にとって無理のないようポイントを掴んでおくことも重要です。

上に立つ人は立派であるべきという幻想その2

「会社は社員を守る責任がある」というのは実は恐ろしくズレた考えだ。なぜなら社員はプロとして会社に雇われているのだから、たとえ新卒であっても「社員は会社を守る責任がある」が本来の自然な考え方だ。社長と社員は親子ではない。大人対大人だ。社員は成人した責任ある大人として会社に雇用されている・・・今回は年初の記事から引き続き、【上に立つ人は立派であるべきという幻想】についてお話しします。

『社員プロ化計画』始動!!

「社長も社員もWINWINな会社」言葉にしたらこんなにもシンプルなことが、なぜこんなにも実現できていないのでしょうか?それは、社員が「完璧な制度やルールは存在しない」というたったひとつの真実を知らないからなのです。社員が「自立したプロ意識」を持つために必要なこと、それは「知らないこと」を「知ってもらうこと」から始まります。

人が定着しないという課題を持っていた2社のお話

ある時、「人が定着しない」という課題感を持った会社様を、同時期に2社ご支援させて頂くことがありました。どちらも創業社長が立ち上げしてから数年目、社員数も10名以下と同じ様な規模感でした。地域や業種はまったく違いましたが、社長自身がプレイヤーとして活躍し、会社を引っ張っているという点では共通していました。一方の会社では徐々に人が定着するようになりましたが、もう一方の会社は、私どもの力不足もあり人が定着するようにできない終了となりました。同時期にスタートした同規模の会社なのに、どうして一方だけがうまく行ったのでしょうか。

頑張りすぎる社長や上司ほど部下を育てるのが難しい理由

組織コンサルティングをする上で、まずは経営者と個別にミーティングさせていただき今の課題感をお聞かせいただくと、最も多いのが「社員や部下が育たない。」というものです。結論から言うと、この課題は経営者が頑張りすぎると、「社員を育てるのが難しくなってしまう」というポイントがとても重要になってきます。

社長の自己承認が低いと起こる社内の弊害

まじめで努力家な経営者や管理職の方からよく受ける相談があります。「社員や部下があまりに仕事ができなさすぎて腹がたつ・イライラしてしまう」と。結論から言うと、社員や部下が仕事できないのではなく、あなたが圧倒的に仕事ができる!という状況があてはまることは多々あります。