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話すよりも聞くことを大事にしてみよう

      2018/07/11

[2018/7/11 メルマガ配信記事:担当 信國大輔]

 

信國です。早くも今年も後半戦スタートですね。

ワールドカップがあったり、記録的な大雨があったりと、ここ1ヶ月でいろんなことがありました。個人的にも、人生で初の大腸内視鏡検査を受けたりして印象的な1ヶ月でした。

何もないとつまらない、暇だと思うのに、色々ありすぎると平穏な日が恋しくなる。

そんなことを考えさせられた1ヶ月だったように思います。

さて、今回は「聞く(聴く)」というテーマでお話しできれば、と思います。

 

軽視されがちな「聞く(聴く)」というスキル

人の基本的なコミュニケーションは、「聞く(聴く)」「話す」の2つです。

日常的に当たり前のようにやっているこの「聞く(聴く)」と「話す」ですが、どちらかというと「話す」というスキルが着目されやすく、「聞く」は軽視されがちなように思います。

ビジネスマンの悩みも、「私口下手で。。」と、話すことのスキルについてのものが多いように思いますが、一方で聞くことのスキルについて悩んでいる人はほとんどいません。

これは、話すというスキルが表面上差が目立っているのに比べて、聞くというスキルが誰でも同じようにみえる影響だと思いますが、よくよく考えてみるとコミュニケーションの二大要素にも関わらず扱われ方が天と地ほど違います。

さて、この軽視されがちな聞くというスキル。本当に軽視していいものなんでしょうか?

実はここに落とし穴があります。

 

「話すスキル」よりも「聞くスキル」を磨け

結論から言えば、ほとんどのビジネスマン、特に部下を持つ人は「話す」よりも「聞く」というスキルを磨いた方がよいでしょう。

「話すスキル」にスポットがあたりすぎているためか、「聞くスキル」が非常に低い人がとても多いです。結果、ろくすっぽヒアリングせずに、すぐに得意な「話すスキル」に頼って、「説得」をしようとします。

結果、一生懸命頑張っているにもかかわらず、部下の納得も合意もヤル気も得られません。

ほとんどは「聞くスキル」不足が原因なのですが、そういう視点がないので、「最近の若いやつらは・・」「あいつは性根が腐ってる・・」「あいつ、頭が悪いなぁ」と相手のスキルやヤル気のせいにします。

これは夫婦間でも同じようなことが言えます。

仲が悪い夫婦は、「うちの夫は・・」「うちの妻は・・」と相手のせいにばかりしがちですが、自分の「聞くスキル」を振り返ろうとはしません。私も夫婦喧嘩になるときはだいたいそうです(笑)

特に男性は「聞くスキル」がとても低く、「ほんと人の話を聞かないよね。」と女性から酷評されることもしばしば。(ああ、書いてて、耳が痛い(笑))

そして、この状態をほっておくと、仮面夫婦の出来上がりです。

 

同じことは職場でも起きます。人の話を聞かない上司のもとでは、部下は本音と建前を使い分け、「わかりました!」と表向きには返事をして、実際には色々理由をつけて指示に対応しなくなります。

面従腹背(めんじゅうふくはい)というやつですね。
※表面では服従するように見せかけて、内心では反抗すること。

  • 説得して檄を飛ばしても部下が言うことを聞かない
  • 一生懸命指導しても部下がうまく育たない

そんなときは自分の「聞くスキル」をまずは疑って見ると良いでしょう。

「話すスキル」で無理やりなんとかしようとするよりはるかに生産的です。

「聞くスキル」の磨き方

では、実際どうやって「聞くスキル」を磨けばいいのでしょうか?

よくコーチングなどの世界では「質問する技術」について学びますが、そのまえにもっと大事なことがあります。これがないとどんなに「質問する技術」を学んでも表面的なスキルアップにしかなりません。

それは、まず前提として、

  • 相手が理解できないことにも、納得できないことにも、合意できないことにも、ヤル気が出ないことにも、全て必ず理由があるということ。
  • そして、今うまくいかない原因は、自分がその本当の理由を捉えきれていないからだ。

という考え方・姿勢を持つことです。

ならばそれを徹底的に突き止めよう、探求しよう。とする姿勢こそが「聞くスキル」の根幹になります。自分の余計な仮説や信念を殴り捨て、相手のことを純粋に徹底的に知ろうとする探究心だけが、相手の心の扉を開くのです。

本来人間は、人に話を聞いてほしい生き物です。小さい子供を見ればわかります。

「ねーねーお母さん、聞いて聞いて。」

子供はとにかく話を聞いて欲しがりますが、大人になっても根っこは一緒です。

だから、本当に心から相手の話を探求心を持って聞く姿勢になると、おのずと相手はしゃべらずにはいられなくなります。

 

「聞くスキル」の磨き方

本当は「話すスキル」と「聞くスキル」は呼吸のようなもので、吸うだけでも吐くだけでも呼吸は思うようにはできず、どちらもバランスが重要です。

前述したように今の世の中は「話すスキル」偏重主義なので、一方で「聞くスキル」が非常に低いというアンバランスな人であふれています。ですから、コミュニケーションについての課題のほとんどは「聞くスキル」を磨けば解決しやすくなります。

部下を効率よく育成したいなら、そしてチーム全体の納得・合意を得て、物事を推進したいなら、ぜひ「聞くスキル」を高める努力をしてみてください。

きっと夫婦関係も良くなりますよ(笑)

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