社長、あなたの右腕作ります!〜ベンチャー・中小企業経営テクニック集〜

社長のかわりに幹部や社員を鍛えたりヤル気にさせるブログです。100社以上支援実績のあるベンチャー・中小企業専門コンサルタントが、事業推進や組織体制構築、新規事業企画、プロジェクトマネジメント、新規採用のコツ、社員のモチベーションアップ、マネージャ育成・チームビルディングなどあらゆる経営課題の実践的な企業経営ノウハウを解説。

逃げ道はないという現実を突きつける

      2018/05/16

[2018/5/16 メルマガ配信記事:担当 信國大輔]

出典:写真AC

信國です。

だいぶ暑くなってきましたね。健康のため、1駅ぐらいの移動は歩いているんですがそろそろさすがに日中はジャケットが辛いです(^_^;)。

さて、今回はスキルアップや成果達成を途中で諦めてしまった社員に対する対処法です。

心が折れてる社員とでもいいましょうか。(^_^;)  諦めてしまってるので何を言っても響かないようなスタッフですね。あるいは、隣の芝生は青く見えるというように新天地探しに頭が持っていかれてるパターンもあります。

そういう社員にどうやって再度奮起してもらうのか?

今回はその中でも比較的わかりやすい営業系の社員に対する対処法のお話をさせていただければと思います。

 

自分の給与と会社の利益が繋がっていない

ヤル気を無くしている社員の多くに共通するのが、頑張っているものの成果が出ないという状況が続き給与や役職がUPしないため、次第に、「頑張ってるんだから認めて欲しい(昇給・昇格してほしい)」というような考えを持つに至ります。

そして頑張りを認めてもらえないから諦めてヤル気をなくす・・という具合です。

子供の頃であればこれは通用することもあったでしょう。受験勉強などでは、どこに合格したかよりも努力した経験の方が価値があるというのは理解できる話です。

ところが、社会人になるとこれは根本的に通用しません。

経営者や会社の収支責任を負う立場であればわかると思いますが、「成果が出ない努力には価値がない」という話ではなく、そもそも構造上、それは実現不可能なのです。なぜなら、当たり前ですが給与と成果(売上目標の達成)は繋がっているからです。

しかしこの当たり前をそもそも理解していない。これが社員がヤル気を失くす1つの原因です。

なので、分かってる人にはバカみたいな話ですがあえて、その構造をしっかり理解してもらうことが必要です。

 

ではどうやって理解してもらうのか?

分かっていない社員にも分かってもらえるように説明するには「循環構造」を理解してもらうのが大切です。

「循環構造」とは、次の通りです。

(1)努力してスキルアップする。営業力が上がる。
→(2)成果が出る。売上目標を達成する。
→(3)会社の利益が増大する。
→(4)給与原資が増える。
→(5)評価され昇給する。
→(6)ヤル気がますます上がり、ますます努力する気になる。
→(1)へ戻る。

このような構造になっていますので、成果が出なくても給与を増やすというのは構造上できないのです。

成果が出ないとそもそも原資がないんですからね。物理的に、無い袖はふれませんよね?

ですから、給与を増やそうと思ったら是が非でも成果を出す以外に道はありません。構造さえわかれば小学生でも分かる話です。

 

ならば転職!? そんなに甘くない現実を知ってもらう

「それでも、もしかしたら儲かってる会社なら頑張ってるだけでも評価して昇給してくれるのでは?」

隣の芝生は青くみえるとは良く言ったもので、他社に勤めている同年代の話の良い部分だけを聞いて、努力しても成果がでない逃げ道として転職を考えるというのも良くあるパターンです。

しかしこれもまた幻想であるという現実を直視させるのが一番効果的です。

仮に、業績を伸ばしていてかなり儲かっている会社があったとしましょう。

そういう会社には人気が集まりますから、当然採用倍率も高くなりますよね。頑張ってるだけで成果を上げていないような中途社員を雇うと思いますか?まず十中八九不合格でしょう。

もし間違って採用されたりしたらむしろ大変です。周りは優秀な同年代ばかりいますから、下手すると元いた職場よりも昇給が難しくなるでしょう。

 

「いやいや、中には儲かってるけど緩い会社もあるんでは?」

その可能性はないとはいいません。ただ、そのような会社の場合、将来的には事業縮小するか倒産するかどちらにしろ追い追い厳しくなるのは間違いないでしょう。

だって、頑張ってるだけで成果がでない社員を受け入れて、かつ、入社後に成果出さなくても昇給するような会社ですよ?

みるみるうちに成果出せない社員群が利益を食いつぶしていって、業績悪化するのは火を見るより明らかです。ようするに、どこにどう逃げ込もうとしても、この経済社会で報酬をもらおうとする限りにおいては逃げ道はないのです。

 

そもそも諦めて生きることに意味などあるのか?

そうすると、最後にくるのは、「どうせ自分は頑張ったって成果でない。だったら諦めよう。もういいや。」という諦めです。

そういう姿勢のセリフを聞くと真っ先に言いたくなるのですが、諦めて生きる人生に意味などあるのでしょうか?楽しいのでしょうか? 幸せなんでしょうか?

それって、生きながらに死んでいるようなものですよね。しかも、諦めようが諦めなかろうが、状況は刻一刻と変化し、より悪化していきます。生きてる限り変化しないということはできません。「変化しない」という無駄な抵抗をしたところでどうあがいても変化していきます。

あとは、

「自ら望む方向に変化するよう努力していくか」
「環境や運命に翻弄されて望まぬ変化を味わい続けるか」

の二択しかありません。

この二択・・・選択の余地とかありますかね?

 

諦めてヤル気を失くしている君へ

後者を選んでいる自分を自覚したら、すぐさま方向展開した方がいいと思いますよ。経済社会や会社がどうあれ、つまらぬ人生を歩んでいるのは、100%自分にしか責任はありません。そこに逃げ道はないのです。

 

 

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