お客様インタビュー Interview

株式会社レミントン様

間違いなく言えることは幹部の相互理解や結束が高まったこと。
社内でも「こういうことを取り入れたら社員間の相互理解が深まるのでは」という声が出るほど意識づけできてきたと感じています。

株式会社レミントン 代表取締役社長 坂田 純 様(写真右)

びりかんへの依頼を決めたポイント

レミントンさんの事業内容と会社の規模を教えてください。
おもに健康食品、健康器具を扱う会社で、現在、社員とパートを合わせると35人ほどになります。わが社は11月が決算なんですが、今期目標にしていた30億を越えることがほぼ確定し安堵しているところです。
びりかんに依頼する前のレミントンさんの組織の状況と抱えていた課題などを少しお話ください。
決して危機的状況にあったわけではなかったと思うんです。ただ、以前から"仕事を楽しんでやりたい"という考えが自分の中に常にありました。仕事を楽しんでできるヤツこそ最強だって(笑)。ただ、楽しんでと口で言うのは簡単ですが、それを実際社員にどう浸透させていくかという部分で暗中模索の状態でした。 昨年3月に代表取締役に就任したのをきっかけに、まず社員一人一人の本音を聞いてみたいということをびりかんさんにご相談した際、匿名のアンケートを取ってみましょうという提案をいただきました。
そうでしたね。ではその後、びりかんに正式に依頼していただくきっかけとなったこと、決め手はなんだったのでしょう?
以前石丸さんに、会社のビジョンなどを綴った社内向けのハンドブックを作成していただきましたよね。それ以来のご縁ということもあり、人柄なども見させていただく中で、こういった悩みの解決には石丸さんが適任だろうと。フィーリングも合っていたと思います。ですからびりかんさんにお願いしたいなと思ったんです。
ありがとうございます(笑)。ちなみに他社は検討されましたか。
はい。ネットで検索もしましたし、オファーもありました。
そこで決まらなかったのはなぜでしょう?
ぶっちゃけ、料金設定がかなり高かったですね。月額600万円とか。とても中小企業がやってみようという金額ではなかった(笑)。

アンケート調査から見えてきた社内の課題と変化

導入後約1年が経ちましたが、社内でどんな変化や進化、改善がみられましたか?
アンケートから見えてきた課題に取り組んだ1年でした。売上アップのノウハウといったテクニック的な話よりも、社内の空気、雰囲気をどう改善していくか。アンケートの結果で多かったのは"リーダーシップ"という観点でした。社員教育や研修プログラムを、という声も挙がっていましたね。

ただ、社員を教育する前に、自分たち幹部がリーダーシップを発揮し指標を示すことの必要性を感じ、私を含めた4人の幹部社員がまず自分たちのあり方を見直すことから取り組み始めたのです。間違いなく言えることは、4人の幹部の相互理解や結束が高まったこと。もともと何かあれば進言してくれる存在ではありましたが、それが輪をかけていろいろ言ってくるようになった(笑)。そしてそれをしっかり受け止められる信頼関係ができましたね。

社内でも「こういうことを取り入れたら社員間の相互理解が深まるのでは」といったことが日常会話に出てきたり。社員の中でも意識づけができてきているんじゃないかと感じています。

びりかんは問題解決の道筋をいざなうファシリテーター

幹部、チームが結束したことを実感したエピソードなどあれば聞かせてください。
定期的に行っている管理職会議での発言が活発になりました。あっという間に時間が経つ。議題が重い場合もありましたが、面白いことに悩みが深ければ深いほど、課題が多ければ多いほど逆に議論が活発になって、むしろ課題を積極的に楽しむ姿勢が見られたというか。実際、「会議が楽しみだ」という声が出たこともあったんですよ。
なるほど。ちなみにこの1年の中で、びりかんのこういう関わり方がよかったと思うエピソードなどはありますか。
びりかんさんとのミーティングですね。ときにつらくもあったが、非常に楽しい時間でもありました。上からの指導教育ではなく、「ここが悩みどころですよ」「ここが難しいんですよね」と、一緒に伴走してくれるようなスタンスが自分にとってはよかったと思います。
ありがとうございます。では、そういう部分も踏まえて、びりかんはどんな会社・企業に向いていると思われますか。
会社の環境や雰囲気をどう作っていこうか悩んでいる会社であれば一度相談してみればいいんじゃないでしょうか。会社の問題を解決していくのは最終的には自分たち自身。びりかんさんは解決策を提示するのではなく、解決への道筋をうまくファシリテートしてくれる存在です。私の場合は、模索して悩んでいるときに「こうしなさい」とか「こうすべき」と言われるよりも、自分でああかな、こうかなと悩んだほうが納得できる解決策が生まれると思うので、びりかん流は向いてると思うんです。

それぞれの"好き"を武器にできる仕事のあり方と会社づくり

ではここで視点を変えて、レミントンさんのビジョンの部分を少し聞かせてください。
何年か前、「私たちの誓い」として立てた会社の理念があります。つねにお客様の伴走者でありたいという大きなビジョンですが、ここに到達するために実際どうしましょうと。一人一人の取組み方や価値観が問われたわけです。そこでまず管理職としてどう取組んでいけばいいかというところから、びりかんさんとの二人三脚が始まりました。私が常日頃思っている「仕事を楽しむ」やり方ですね。社員一人一人が自分の強みを生かせることが楽しみにつながっていくのではないかと。一人一人の楽しさ、強みをリスペクトする会社にしようということで"ワクワクカンパニー"というのを作ったんです。

人と話すのが好きな人はそれを武器にすればいいし、試行錯誤しながら試作を重ねていくのが好きな人はそれを生かしてやっていけばいい。前へ出るのが好きなタイプもいれば陰から支えるのが得意な人もいる。計算が得意な人もいれば絵が得意な人もいる。どんな部署のどんな仕事にも、自分の得意を必ず生かせるポイントがあると思うので、それを見つけてもらう、あるいは見つける手助けができる会社でありたい。

そういう働き方をしていればおのずとビジョンにも近づけるし、結果として数字にも跳ね返ってくるだろうと。売上ありきではなく、まず会社と社員の関係性をよくすることが結果売上アップにつながっていく。びりかんさんのサジェスチョンを受けながら、そういう成功の実績を作ろうと取り組んできました。
そうですね。ビジョン生成のために一緒に打合せをし、運営方法をプランニングし、研修も数多く重ねてきました。そういった取組みを振り返ってみて、どのあたりが一番印象的だったでしょう?
普段されたことのない質問、問いかけでしょうか。「それが出来上がったとき、みんなからどんな言葉を聞きたいのか、どんな表情をしていてほしいのか」「その言葉を聞くためには何をしたらいいのか」という問いかけですよね。ともすると数字に捉われがちになるところを「それが出来上がったときどんな声を聞きたいのですか」というところに指標を持ってくるやり方がいいなあと思いました。目には見えないけど大事なことってあると思うので。
なるほど。

数値化できない部分を指標化するための質問

私は総務課もやっていますが、総務課の仕事ってそういう意味では数値化しづらいんですね。数値化しようとするとコスト削減の話ばかりで(苦笑)。そういう縮小の発想ではない考え方をびりかんさんに教わった気がするんです。

たとえば、うちの6階にある休憩室のライブラリースペースの環境づくりについて話し合っていたときのことです。それが出来上がって実際運用されたときに、どんな声が社員から聞こえたらいいだろう、みんながどんな表情をしていたらいいだろうって。一人当たりの滞在時間や利用率のように数字で表せない指標ですよね。このスペースがきっかけで会話を交わす人が増えたとか、あそこにこんな本を並べたいと思って探してきたよ、とかいう声が聞こえたらいいねということで、じゃあそのためには何をすればいいだろうかと。これはびりかん流だなと。

これからのびりかんへ期待すること

今後のびりかんに期待することを教えてください。
質問力というか。こんな質問が来るんだっていう。考えたこともないような質問をされる。でもその質問に対する答えこそが次の課題へのステップじゃないですか。その質問に対してどういう答えを導き出すのか。「そんなことまで考えなきゃいけないの?勘弁してくださいよ」と言いながらも、考えるきっかけを与えてくれるような質問をこれからもいただきたいですね。
ちなみにこれまで受けた中で印象的な質問は?
人間とはどうあるべきか、どういう人生が人として幸せなのかといったような哲学的な質問でしょうか。インタビューシートの自己実現のあたりは結構重かったですねえ。
言われて実践してみたけど、ちょっと違ったなというのはありましたか。
強いて挙げれば、取組みの先にある結果がはっきりイメージできているときと、何か腑に落ちないまま漠然と取り組んでいるときがあったということでしょうか。やはり、先のイメージが見えずモヤモヤしているときは、壁が高く感じてモチベーションも上がりにくいですよね。

全体ワークショップを受けたとき、一回目と二回目のギャップの差にみんなが戸惑ったこともありました。一回目の楽しい雰囲気から、二回目急にレベルがあがって深い悩ましい部分に焦点があたり、逆にできない自分をみんながイメージしてしまって(笑)。

でも、それでまたうまく軌道修正ができたのですが。哲学の探究ですよね。「それを乗り越えると違った景色が見えるんですよ」ってニコッとしながら言われても・・・(笑)。

会社の組織づくりに悩む社長さんへのアドバイス

最後に、レミントンさんと同じような悩みをもった会社の社長さんに向けてのメッセージと今後の抱負をお願いします。
一人で悩まないことですね。一人で悩むとどうしても思考が硬直して一面的になる。場数を踏んだ経験豊富な専門家から投げ掛けられる質問をきっかけに自分自身へ問いかけてみると、必ず何か気付きがある。そういった意味でも一人で悩まず共感できる人と一緒に悩むほうがいい解決先が生まれるのではないかと思います。

悩んだ分だけ成長があると思うので、いろいろ悩んでいきながらがんばっていこうよ、と。世の中の社長さんたちにとって、伝えたいメッセージをどれだけみんなが理解してくれているかは常に不安な部分だと思いますが、信じて伝え続けていきたいですね。

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