COO代行信國大輔のCOO代行実践録

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人が定着しないという課題を持っていた2社のお話

   

[2018/1/17 メルマガ配信記事:担当 森川圭]

出典:写真AC

 

こんにちは 株式会社びりかん、組織コンサルタントの森川と申します。

このメルマガでは初の執筆となります。皆様、どうぞ宜しくお願いします。

 

本メルマガでは「社長の幸せを実現し社員も幸せにすること」を主眼として、そのためのヒントをお伝えできればと思います。

今回は「人が定着しないという課題を解決するための第一歩」について、お話できればと思います。

 

「人が定着しない」という課題を持っていた2社のお話

ある時、「人が定着しない」という課題感を持った会社様を、同時期に2社ご支援させて頂くことがありました。どちらも創業社長が立ち上げしてから数年目、社員数も10名以下と同じ様な規模感でした。

地域や業種はまったく違いましたが、社長自身がプレイヤーとして活躍し、会社を引っ張っているという点では共通していました。どちらも人を雇っては辞めを繰り返していたので、人を定着させるにはどうしたらいいか?という課題を感じて弊社に相談を頂きました。

社長やマネージャとお打合せしたり、社員の方にもヒアリングしたり、研修を実施するなどご支援した結果、一方の会社では徐々に人が定着するようになりました。しかし、同じようにご支援したはずのもう一社は、私どもの力不足もあり人が定着するようにできない終了となりました。

同時期にスタートした同規模の会社なのに、どうして一方だけがうまく行ったのでしょうか。

 

同時期にスタートした同規模の会社でなぜ差が出たか?

ここには色々な要因があるかとは思いますが、理由の一つは、

「人材育成はマネージャに任せて、 社長自身は自分が得意な事業推進に注力するようになった」

ことと考えています。

 

事業規模が小さい内はどうしても、社長が事業を進めながら育成もする、ということが起き得ます。

この2社も例外ではありませんでした。

しかし社長というのは基本的にビジネスパーソンとして優秀な人が多い。その上、自分で作り上げた事業であるため、その事業に精通している。雇ったばかりの社員を育成するにはギャップが大きすぎて育成に不向きです。そのため、育成はマネージャに任せてもらい、社長には事業に集中して頂くように進言しました。

一方の社長は事業に集中し育成を手離すことができましたが、もう一方の会社は諸事情あって育成をマネージャに任せることができませんでした。

「育成をマネージャに任せて、社長は 事業に集中する環境を作り上げられた」

それが結果的に、2社の明暗を分けたと思います。

 

事業を進める方が得意なら、育成はそれが得意な人に任せる

もしも社長自身が育成が好きでそれをやりたいなら別ですが。もしそうでないなら育成はそれが得意な人に任せる方が賢明です。その上で社長自身が好きで楽しめる事業に集中して、育成は得意な人に任せる方がよほどストレスなく事業を進めることができます。

それが結果として社長にとっても社員にとっても、幸せに繋がると思うのです。

 

人を雇えるだけの売上を上げること。

それだけの事業を立ち上げ、会社を運営すること。

 

これは社長にしかできない偉業だと思います。ぜひ事業に注力して、育成は得意な人に任せることをお勧めします。

 

さいごに

もちろんその中で葛藤することも多々あるかと思います。

そんな時はぜひ、私どもに社長の幸せを実現するお手伝いをさせて頂ければ幸いです。

マネージャ育成について、弊社では以下のようなビジネスコーチングを通じてご支援することもできますので興味のある方はぜひご連絡下さい。

▼ビジネスコーチングについて
https://www.belicoun.co.jp/callme/?mg

 
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